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【岡崎市】家づくり初心者必見!高気密高断熱住宅の基礎知識

【岡崎市】家づくり初心者必見!高気密高断熱住宅の基礎知識

こんにちは。

住宅・店舗 リノベーション・新築・不動産のANDLIFE「アンドライフ」 です。

皆様いかがお過ごしでしょうか?

朝晩は寒いですが、日中は気持ちよく涼しく快適な季節になってきましたね。

今日は高気密高断熱についてのブログを書いてみました。

基礎知識をしっかり学び、皆様の家づくりに生かしてください。

「家をリノベーション、新築したいけど何から始めたらよいかわからない」

「自分たちらしい暮らしを実現したいけど、どこに相談したらいいのかわからない」

このようなお悩みを抱える方が多く見えます。

この記事では、家づくりの基本的な考え方から、すぐに行動できる必要なポイント、何を相談すればよいのか、具体的に分かりやすく解説します。

リノベーション、新築工事に携わって20年以上実績のあるANDLIFEがお手伝いいたします。

実際の成功事例も交えてお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください

【保存版】高気密高断熱住宅のすべて|メリット・デメリット・施工・住み心地まで徹底解説

家づくりを検討する中で、最近よく耳にする「高気密高断熱住宅」。
環境意識の高まりやエネルギー価格の上昇もあり、この住宅性能を重視する方が急増しています。しかし、メリットばかりでなく、正しく理解しないと快適な住まいにならない場合もあります。

この記事では、高気密高断熱住宅の基礎知識からメリット・デメリット、施工のポイント、維持管理の注意点、さらに実際に住んでいる人の声まで、徹底的に解説します。


高気密高断熱住宅とは?その基本を理解しよう

高気密高断熱住宅の定義と重要性

「高気密」とは、家のすき間を極力なくし、外気の侵入や室内の空気漏れを防ぐ性能のことを指します。
一方、「高断熱」は、壁・床・屋根・窓などの建物全体で、外気温の影響を受けにくく、室内の熱が逃げにくい状態を意味します。

つまり高気密高断熱住宅とは、「外の暑さ・寒さを遮断し、家の中の快適な温度と空気を逃がさない住宅」のことです。

この性能が高いほど、冷暖房効率が良くなり、光熱費の削減・健康維持・住宅寿命の延長など、多くのメリットが得られます。日本の住宅は長年、欧州諸国に比べて気密性・断熱性が劣っていましたが、地球温暖化対策や省エネ基準の改正を背景に、急速に普及が進んでいます。

高気密高断熱の基準と性能評価について

住宅の気密性能は「C値(相当隙間面積)」という数値で表されます。これは、家全体の延床面積1㎡あたりに、どれだけのすき間があるかを示すものです。
例えばC値1.0であれば、家の延床面積100㎡に対して、100㎠(10cm×10cm)のすき間がある計算です。C値が小さいほど、気密性能が高い住宅ということになります。

一方、断熱性能は「UA値(外皮平均熱貫流率)」で評価されます。これは、住宅全体から逃げる熱の量を表す数値で、UA値が小さいほど断熱性が高い住宅です。地域区分によって基準が異なりますが、現在の省エネ基準では、例えば愛知県(6地域)ではUA値0.87以下が基準です。ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)ではさらに厳しく、UA値0.6以下が目安とされています。

高気密高断熱住宅と一般住宅の違い

一般的な住宅では、壁や窓、床などの断熱材が不十分だったり、施工精度が低いことで、多くのすき間が発生します。そのため、冬は暖房しても熱が逃げ、夏は冷房しても外の熱が侵入するため、快適さを保つのが難しくなります。

一方、高気密高断熱住宅では、壁や屋根に高性能な断熱材を厚く施工し、サッシや窓も複層ガラスや樹脂サッシを採用。さらに気密テープや気密パッキンで細部のすき間を丁寧に処理することで、外気と室内をしっかりと遮断します。

結果として、室内の温度が一定に保たれやすくなり、冷暖房負荷を抑えることが可能になります。


高気密高断熱住宅のメリット

快適な室内環境を実現するための性能

高気密高断熱住宅の最大のメリットは、一年を通して快適な室内環境を保てることです。
外が猛暑でも寒波でも、室内はほぼ一定の温度で安定し、エアコンの効きも非常に良くなります。急激な温度差がないため、冬にお風呂やトイレで起きやすい「ヒートショック」のリスクも軽減されます。

また、壁や床が冷えにくいことで「底冷え」や「コールドドラフト(冷たい隙間風)」も少なくなり、家全体が包まれるような暖かさを感じられます。

省エネと光熱費の削減効果

断熱性・気密性が高いと、冷暖房の使用時間や設定温度を抑えられるため、光熱費の大幅な削減が可能です。
実際、高気密高断熱住宅では一般住宅に比べ、冷暖房費を30〜50%削減できたという事例も多くあります。さらに太陽光発電と組み合わせれば、年間の光熱費がゼロ、あるいは売電によってプラス収支にすることも夢ではありません。

長期的に見ると、イニシャルコスト(建築費)が多少高くても、ランニングコストを抑えられることで総コストは安くなるケースも多いです。

健康被害を防ぐための換気システムの重要性

高気密住宅では、24時間換気システムが欠かせません。
従来のように「すき間から自然に空気が入れ替わる」ことがないため、計画的な換気を行うことで、室内の二酸化炭素濃度や湿度、化学物質などをコントロールする必要があります。

特に第1種換気(給気・排気ともに機械で行う方式)は、熱交換換気システムと組み合わせることで、室内の温度を保ちながら新鮮な空気を取り入れることができ、快適性と省エネを両立できます。


高気密高断熱住宅のデメリット

気持ちが悪くなる可能性とその原因

高気密高断熱住宅に住み始めた人の中には、「なんとなく空気がこもって気持ち悪い」と感じる方もいます。
これは換気不足や湿度コントロールの不備が主な原因です。とくに冬は加湿しすぎると結露の原因になり、夏は除湿不足でカビやダニが発生しやすくなります。

適切な換気と空調のバランスをとることで、この問題は解決可能です。

結露問題が引き起こすリスク

断熱・気密性能が高い住宅でも、換気や湿度管理を怠ると「内部結露」が発生する可能性があります。内部結露は壁の中など目に見えない部分で起こるため、気づきにくく、木材の腐朽や断熱材の劣化を引き起こし、最悪の場合は住宅寿命を縮めてしまいます。

結露対策としては、断熱層・気密層の正しい施工、適切な換気計画、加湿・除湿のバランスが重要です。

高気密高断熱ではない家との比較

従来の住宅では、冬場に結露が窓辺や壁に出るのは珍しくありません。高気密高断熱住宅では、正しく施工されていれば結露は大幅に減少しますが、換気や住まい方を誤ると逆に内部結露が深刻化する場合があります。
つまり、性能だけでなく「住み方」も非常に重要なポイントです。


高気密高断熱住宅における施工と材料の選び方

断熱材の種類と性能の評価基準

断熱材には、グラスウール・セルロースファイバー・フェノールフォーム・吹付ウレタンなど多くの種類があります。
選ぶ際は、「熱伝導率(λ値)」が低いほど断熱性能が高いことを意識しましょう。また、施工のしやすさや経年劣化、コストも考慮する必要があります。

自然素材を重視する方は、セルロースファイバーや羊毛断熱材・木質繊維断熱材シュタイコなど、環境負荷が少なく調湿性に優れた素材を選ぶこともあります。

気密性を高めるための工法と施工方法

気密性能は、素材だけでなく施工精度が最重要です。
構造材の継ぎ目やコンセントまわり、配管貫通部など、小さなすき間をどれだけ丁寧に処理できるかが性能を左右します。現場発泡ウレタンや気密シート・テープなどを適切に使用し、C値を実測して確認することも重要です。

信頼できるハウスメーカーや工務店の選び方

高気密高断熱住宅は、どの会社でも同じ性能を出せるわけではありません。
施工精度・経験・気密測定の実績がある会社を選ぶことが大切です。実際に建てた家を見学したり、C値やUA値の実測データを確認したりすることで、信頼できるパートナーを見極めましょう。


高気密高断熱住宅の維持管理と注意点

リフォームやメンテナンスでの注意すべきポイント

リフォーム時に気密・断熱層を壊してしまうと、住宅性能が大きく低下する場合があります。
特に窓の交換や壁の改修では、専門的な知識を持った施工者に依頼することが重要です。

冬場の暖房効率を維持するための対策

高気密高断熱住宅でも、窓周りからの熱損失は大きな課題です。
内窓の設置やカーテン・ブラインドの活用、エアコンの適切な運転で、さらに快適さと省エネ性を高めることができます。

健康を守るための空気環境管理の重要性

空気質は目に見えないため軽視されがちですが、換気不足や湿度管理の失敗は、健康被害や住宅劣化の原因となります。定期的なフィルター清掃や湿度計の設置など、日常的な管理を心がけましょう。


高気密高断熱住宅の住み心地と口コミ

住んでみた後悔と満足度調査

実際に住んでいる人の声を聞くと、「光熱費が安くなった」「冬でも家全体が暖かい」といった満足の声が多く聞かれます。一方で、「最初は空気がこもっている感じがした」「換気計画を理解せずに住んでしまい失敗した」という声もあります。

つまり、性能だけでなく、正しい理解と使い方が快適さを左右するということです。

ハウスメーカーランキングとおすすめ物件

高気密高断熱住宅を得意とするハウスメーカーには、スウェーデンハウス、一条工務店、HEAT20基準対応の地域工務店などがあります。それぞれ特徴が異なるため、自分のライフスタイルや予算に合った会社を選ぶことが重要です。

実際の使用感・体験談について

例えば冬場、朝起きたときに室温が18℃を下回らない家では、布団から出るのが苦にならず、光熱費も安定。夏もエアコン1台で家全体を冷やせることも珍しくありません。
ただし、湿度管理やフィルター清掃などの「暮らし方」は欠かせないという声が共通しています。


高気密高断熱住宅に関するまとめ

基礎知識の整理と今後の選び方

  • 気密性能=C値が低いほど良い

  • 断熱性能=UA値が低いほど良い

  • 施工精度と換気計画が快適さを決める

この3点をしっかり理解した上で、自分たちの予算や生活スタイルに合った住宅を選ぶことが重要です。

環境に配慮した住まいを実現するために

高気密高断熱住宅は、省エネ・CO₂削減にも貢献します。再生可能エネルギーと組み合わせれば、より環境に優しい暮らしが可能になります。

最後に考慮すべきポイントと次のステップ

  • 信頼できる施工会社選び

  • 性能数値だけでなく住み方も含めた検討

  • 実例見学でイメージを具体化する

これらを踏まえて、あなたの理想の住まいづくりを一歩前進させましょう。